08. メール¶
いまメールを送るのは 招待リンクの送信 1 か所だけです。 これから増やすための仕組みも、この章にまとめます。
1. 送るきっかけ¶
| きっかけ | 誰が | 宛先 | 本文の要点 |
|---|---|---|---|
| 招待リンクの送信 | 企業アカウント・事業所アカウント | 入力した 1 件のメールアドレス | 会社名・事業所名と、スタッフ登録の URL |
C-16 招待リンク の「メール送信」から送ります。
送らないもの¶
| よくある想定 | いまの扱い |
|---|---|
| 応募があったことの通知 | 送りません。画面で確認します |
| 確定・却下の通知 | 送りません |
| 打刻の忘れの催促 | 送りません |
| 請求書の送付 | 送りません。状態を手で記録します |
| パスワードの再発行 | 送りません。管理者が仮パスワードを画面で受け取り、口頭などで伝えます |
2. 送信元¶
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 送信元のアドレス | noreply@redpl.app |
| 送信元のドメイン | redpl.app |
返信を受け付けないアドレスです。問い合わせは本文に書いた窓口へ誘導します。
受け取る側の迷惑メール扱いを避けるため、ドメインの正当性を示す設定 (DKIM / SPF / DMARC)を入れてあります。
3. 本文の組み立て¶
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| 件名 | 招待であることと会社名 |
| 本文(文字) | あいさつ、事業所名、登録の URL |
| 本文(装飾つき) | 同じ内容を読みやすくしたもの |
文字だけの本文も必ず付けます。装飾つきを表示しない環境でも 読めるようにするためです。
招待の URL はサーバ側で組み立てます。
メールを送った人がどの URL から操作したかに関係なく、
{会社の識別名}.redpl.app の形になります。
4. 送った記録¶
送信の試みはすべて記録します。画面には出ませんが、 「送ったのに届かない」を後から追えるようにするためです。
| 記録する値 | 意味 |
|---|---|
送信前 |
まだ送っていない |
送信成功 |
送った |
送信失敗 |
送ろうとして失敗した |
送信抑止 |
こちらの判断で送らなかった(下記) |
バウンス |
届かずに戻ってきた |
苦情 |
迷惑メールとして報告された |
「送ろうとして失敗」と「そもそも送らなかった」を分けています。 原因がまったく違うためです。
記録には、宛先・件名・本文・送った人・送った日時も残します。
5. 検証環境での送信制限¶
検証環境では、許可した宛先以外に実際には送りません。
なぜ必要か¶
検証環境には test@example.com のような実在しないアドレスが
たくさんあります。そこへ送ると「届かずに戻る」が積み上がり、
一定の割合を超えると送信サービス自体が止められます。
止まると本番の送信も道連れになります。送信サービスの評価は アカウント単位で、しかもこのアカウントは他のシステムと 共用しているためです。
どう止めるか¶
2 つの設定で決めます。
| 設定 | 既定 | 内容 |
|---|---|---|
| 制限を使うか | 使わない | 検証環境でだけ使います。本番では使いません |
| 許可する宛先 | 空 | 完全一致(foo@gipple.jp)と、ドメイン指定(@gipple.jp)が書けます。大文字小文字は区別しません |
| 状況 | どうなるか |
|---|---|
| 許可した宛先 | ふつうに送ります |
| 許可していない宛先 | 送らず、記録だけ 送信抑止 で残します |
| 制限を使う設定なのに、許可リストが空 | 全部止めます |
最後の 1 つを「全部止める」にしているのは、 「制限を入れたつもりで素通りしていた」が一番まずいためです。 安全な側に倒しています。
画面での見え方¶
止めたときは「送信しました」とは出しません。 送っていないことが分かる文言を、注意の色で出します。
止めているのに「送信しました」と出ると、届かない理由が 誰にも分からなくなるためです。
6. 届かなかったときの検知¶
届かなかった通知と、迷惑メールの報告を受け取る仕組みは用意してあります。 ただし自動で記録に反映する処理はまだありません。 いまは必要に応じて手で確認します。
7. ローカルでの確認¶
手元で動かすときは、実際には送らずログに出すだけです。 送信の記録は残るので、画面の動きは本番と同じように確かめられます。
くわしい手順は CLAUDE.md の「SES メール送信基盤」を見てください。